株式会社アイレップは2005年8月1日、SEOやリスティング広告を企業のデジタルブランド認知および構築のために活用するソリューション「サーチブランディング」を発表した。その第一弾のサービスとして、誹謗中傷サイトによるブランド価値損失を防ぐ「ブランドプロテクションサービス」を同日より提供開始する。
SEMを実施する企業がSEOやGoogleアドワーズ広告、オーバーチュアスポンサードサーチにおいて検索の上位に自社サイトへのリンクを表示しようとするのは、検索エンジン利用者のほぼ全ては検索結果の最初の1ページ目の最上位に目を通すことが背景にある。そこでユーザーの検索意図に合致するタイトルおよび説明文とリンクを提示することによりユーザーを誘導することができる。さらに一般のユーザーは検索上位に表示されたサイトはその分野(キーワードにおいて)人気のある/有名なサイトだと判断することから、企業名やブランド名の認知・浸透にも検索エンジンが有効だといわれている。
しかし、必ずしもその検索結果の上位に”適切な”情報が表示されているとは限らないという。消費者がCGMを通じて発信する情報の中には、該当企業やブランドに対して誤った情報が掲載されていたり、それらを誹謗・中傷するサイトも数多く存在する。そういった情報がGoogleやYahoo!の上位に表示され、それが放置されることで数多くの消費者がその情報に接触し、企業ブランドが損失を受けていくことになる。
今回アイレップが発表した「ブランドプロテクション」サービスは、企業のサーチブランディング戦略において戦略的な役割を果たす検索クエリにおいて誹謗中傷サイトや誤情報を持ったウェブサイトが表示されないように、検索結果そのものを企業にとって最適化するサービスを提供する。
アイレップ