日本語キーワード「JWord」を運営するJWord株式会社が、中国発のセキュリティソフト「キングソフトインターネットセキュリティ2006」日本語版に同梱された。キングソフトの同セキュリティソフトを標準インストールすると、自動的にJWordもインストールされるようになる。JWordインストールを回避したい場合はカスタムインストールを選択する必要がある。
「キングソフトインターネットセキュリティ2006」は13日より日本市場向けのセキュリティソフトを発表、インストール台数が100万台に達するまで1年間利用無料のキャンペーンを展開中。1年経過後も年間980円で継続利用ができる。JWordは格安セキュリティソフトにバンドルしてJWordプラグインインストール数を拡大していく構え。
キングソフトインターネットセキュリティ2006
http://download.kingsoft.jp/is/?partner=kingsoft_000&header=1
[追記]
「勝手にインストールされるのでは」という指摘を頂いたので調査しました。インストール途中の利用規約画面において、JWordについて記載があります。
キングソフトインターネットセキュリティ2006 製品使用許諾書キングソフト株式会社は、お客様に対し、以下に定める規約(以下「本規約」といいます。)の条件に従って、キングソフトインターネットセキュリティ2006(プログラム、データ、マニュアルおよびこの製品に含まれる全ての付属品を含みます。以下「本ソフトウェア製品」といいます。)の使用を許諾いたします。
(中略)
10.広告媒体としての利用
キングソフト株式会社は、本ソフトウェア製品のアップデートサービス時においてお客様に表示されるポップアップ画面等を、広告媒体として利用する可能性があります。お客様は、かかる広告媒体を通じたキングソフト株式会社又はキングソフト株式会社が許諾した第三者の広告の配信を受けることについて、予め承諾するものとします。
11.JWordプラグインについて
本ソフトウェア製品をインストールされると、JWord株式会社(本店所在地:東京都渋谷区)が提供する「JWordプラグイン」が自動的にインストールされます。「JWordプラグイン」は、ブラウザのアドレスバーに日本語を入力することで検索が行えるJWordサービスの利用を可能とするプラグインソフトウェアサービスです。詳細は(http://www.jword.jp/)をご覧下さい。JWordプラグインの利用規約は以下末尾の通りです。
本規約をご承認頂いた場合、下記JWordプラグイン利用規約もご承認頂いたものとみなし、お客様とJWord株式会社との間に、JWordプラグイン利用規約に従ったJWordプラグインの使用許諾にかかる契約が成立するものとします。この点ご了解の上、本規約をご承認下さい。なお、JWordプラグイン及びJWordサービスに関しては、JWord株式会社が提供者となりますので、お問い合わせ等は同社までお願いいたします。
ということでJWordについて記載あります。この規約に同意するということはJWordプラグインインストールに同意しているということです。きちんと「製品使用許諾書」を最後までスクロールして読む人がどれだけいるかは別問題ですけれども。これを調査していて気がついたのですが、1年間使用無料とはいえ、第三者の広告が表示される可能性があるんですね。