2009年4月8日、アクセス解析の人的交流と効果的な活用法を広める協議会「アクセス解析イニシアチブ」が発足した。
設立発起人は、代表として、アユダンテ株式会社 エグゼクティブプロデューサ 大内範行が努める。また、株式会社クロス・フュージョン 代表取締役 衣袋宏美、アユダンテ株式会社、アーキタイプ株式会社、株式会社クリエイティブホーが設立発起人として参画する。
協議会によると、今日、ネットマーケティングの重要性が高まり、サイトのアクセス状況と効果を計測分析する「アクセス解析」に対する関心は非常に高まっているものの、現場で活用できるノウハウなど解析手法の集約共有が難しい状況にあるという。こうした状況が生まれる要因は、アクセス解析で使われる言葉の定義や指標もツールごとに異なり、アクセス解析に関する情報や、またそれに取り組む人材は、各企業にバラバラに存在している点にあるという。「アクセス解析イニシアチブ」は人材と情報が活発に交流しあう「場」の形成していく。
アクセス解析イニシアチブでは、「アクセス解析で人をつなごう知を高めあおう」をコンセプトに、生データによるワークショップ形式の勉強会、実践的な取り組みを教えるゼミナールの開講を行う。勉強会の第1回は自然保護団体「WWFジャパン」のデータ開示をもとに、Google Analyticsを使って、アクセス解析を進めたという。参加者からは、リアルな目標設定とデータで、解析から提案までを行える方法が、得難い経験だと好評で、また同時に、ワークショップを通じて、企業のウェブマスターや制作会社、コンサルタントなどが密接に意見を交わせる点が、有意義だったとの声が寄せられているとのこと。
アクセス解析イニシアチブ
アクセス解析イニシアチブ 参加会員一覧