Google が2013年8月に米国でリリースしたIn-depth articles(詳細な記事)は、一部の検索クエリで高品質な詳細情報を記したページを自然検索結果に表示する機能だ。常時さまざまな仕様やレイアウトのテストが行われているため、Google 周辺をウォッチしているブロガーによく新テストが取り上げられることも多い。直近では2014年9月頃から、一般的なキーワードでも In-depth articles 枠が表示されるようになったことで、関心があるSEO担当者もいるだろう。
この In-depth articles 枠は現状(2015年1月時点)、英国やカナダ、米国など一部の英語圏に限定されるうえ、全ての検索クエリで同枠が表示されるわけではない。
その枠を手動で強制的に自然検索結果に表示させる方法を Google Operating System が紹介している。Google 検索結果の URL にパラメータを手動で書き加えるものだ。
具体的には、Google(米国、www.google.com)検索結果ページのURLの最後に "&tbs=ida:1&gl=us" というパラメータを加えるだけ。例えば「SEO」の In-depth articles 一覧を表示したい場合は、https://www.google.com/webhp?hl=en#hl=en&q=seo&qscrl=1&tbs=ida:1&gl=us というアドレスになる。
これを応用すると、例えば Google英国(www.google.co.uk)の In-depth articles を表示させたければ、同じく検索結果ページのアドレスに "&tbs=ida:1&gl=uk" を入れれば良い。パラメータの gl は geolocation(位置情報)を表すので、ロケールにあわせて書き換えれば良い(関連で、Google検索パラメータ関連で良く出てくる hl は host language を表す)。カナダなら gl=ca、オーストラリアなら gl=au、ドイツなら gl=de とする。
ただし、未提供の国の Google で同パラメータを加えても表示されない。例えば日本国内(google.co.jp)で試しても、画面上部に黄色のハイライトで「選択した検索オプションは現在ご利用いただけません。」という表示が出て記事リストは表示されなかった。
Find In-Depth Articles (Google Operating System)
http://googlesystem.blogspot.jp/2015/01/find-in-depth-articles.html
国別コード一覧 Google Developers
https://developers.google.com/adwords/api/docs/appendix/geotargeting?csw=1