バリューコマース株式会社は8日、ルックスマートジャパンの営業権を取得したことを明らかにした。この営業譲受により、バリューコマースは、ルックスマートの 318,000社からなる日本企業ディレクトリ、社員、インフラ、およびディレクトリを制作、維持、変更するための先進技術に関する日本での独占的権利を取得する。
ルックスマートの資産は、バリューコマースが新たに設立する100%出資子会社に引き継がれる。新会社はルックスマートジャパンのブランドを継続して利用、サービスも従来通り提供する。現在ルックスマートに勤める社員も新会社にそのまま移籍する。
バリューコマースのCEO、ブライアン・ネルソンは、今回の営業譲受について次のように述べている。「今回の営業譲受の目的は、当社の日本におけるインターネット、eメール、モバイル販売、マーケティング・ソリューションのメジャープレイヤーとしての地位を確立することです。この営業譲受を通じて、バリューコマースグループは、既存のeコマース・ソリューションに、即戦力となるOEMディレクトリおよび検索サービスを追加することになります。これにより当社と、当社のメディア・パートナーおよび広告代理店との協力関係をより緊密なものにし、さらには、広告主の数も増やすことができます。」
バリューコマースはアフィリエイトを運営する会社。今回、ディレクトリと有料リスティングを手中に収めたことで、今後は成長を続けるサーチ市場にて同社が蓄積してきたアフィリエイトに関するノウハウや技術を加えた新たなサービスをリリースすると予測される。広告主にとってもバリューコマースを通すことで数千ものアフィリエイトサイトや国内複数のポータルに露出する機会が得られるため、広告主にとっても大きなメリットとなるだろう。
米LookSmart は今年1月を持って収益の2/3 を稼いでいた米Microsoft とのリスティング配信契約が終了、グローバル規模で事業再編成に取り組んでいる。既に欧州市場からは撤退、LookSmart Australia も資産を地元企業 Sensis社に譲渡している。
日本法人のルックスマートジャパンも MSNサーチへの配信が終了したことで他の企業に売却されるのではという見方も一部であった。ここ数ヶ月の間に新たに2ちゃんねる、AAA!Cafe、Cybozu、NIKKEI DESKTOP など新たな提携先を獲得しているものの、いずれも検索サイトではなく、MSN の穴を埋めるにはほど遠い存在だった。
バリューコマース、ルックスマート・ジャパンの営業を譲り受け [プレスリリース]