検索技術開発会社の米Vivisimoは2005年11月30日、メタ検索エンジンClusty.comの日本語版「Clusty.jp」のベータ版を公開した。
Clusty.jpは複数の検索エンジンの検索結果を複合して表示するメタ検索エンジン。Vivisimoは日本市場にあわせてMSNサーチのほか朝日新聞(asahi.com)、読売新聞(yomiuri.co.jp)、日本経済新聞(nikkei.net)、ウィキペディアの検索結果を表示する。
Vivisimoは単に複数の検索結果を組み合わせて一覧を見せるのではなく、クラスタリング技術を利用してユーザーが欲しい情報に最短で辿り着けるための工夫をしている。Vivísimo Clustering Engine™ というクラスタリングエンジンを搭載しており、検索エンジンが返す検索結果をトピックやテーマ別など意味のある固まり毎に分類(グルーピング)した上で、カテゴリ表示する。例えば「車」と検索した時、ユーザーは新車を探しているのか中古車を探しているのか、あるいはトラックを探しているのかわからない。Vivisimoはこの時、検索結果情報を分析して「中古車」「車両」「車買取」「輸入車」などトピックに分類して検索結果画面左側にフォルダとして表示する。このクラスタリング技術は米AOLやInfospaceにも提供されている。
検索に不慣れなユーザーでも、このトピックを辿っていくことで関心のないページを検索結果から除き、欲しい情報に辿り着くことが可能だ。
Clusty.jp
Vivisimoのクラスタリングエンジン [サーチエンジン情報館]
http://blog.japan.cnet.com/takawata/archives/002469.html
cf.