NTTレゾナント株式会社は2005年12月20日、マルチメディア検索サービス「MultiMedia Meister」(マルチメディア・マイスター)を検索ポータル「goo」に本格導入すると発表した。MultiMedia Meisterは2005年2月から9月までの期間、実験的に提供されていた。
「MultiMedia Meister」はNTTサイバーソリューション研究所が開発した。 検索サービスデータベースに対して、サービスを中断することなく高速且つ大量に、新しいコンテンツを登録する「リアルタイムインデックス技術」、静止画や動画の視覚的特徴(色および形状)を数値化し、その類似性を比較することで静止画や動画の検索結果を、キーワードによらずに絞り込むことを可能にする「類似画像検索技術」、有害コンテンツに含まれることの多いキーワードが掲載されたウェブページを検索結果から排除する「テキストフィルタリング技術」などを搭載しており、精度の高い検索サービスを実現しているという。
画像検索では静止画や動画の特徴を抽出して似ている順に並べ替えて表示したり、最大1000件の画像検索結果を、スクロール操作に合わせて連続表示する機能、気になる画像のブックマーク保存機能などを備える。
動画検索はインターネット上の動画ファイルに加えて「gooブロードバンドナビ」、「showtime」、「MSN Video」など、動画配信サイトの配信コンテンツデータも検索可能。検索結果画面には、そのコンテンツの価格、発売元などの詳細情報を表示する。動画は途中のシーンのサムネイル画像を表示するため、動画を再生させなくとも内容を確認できるようになっている。
音楽検索はネット上の音声ファイルに加えて「goo Music Store」、「Mora」などの音楽配信サイトのデータも検索できる。検索結果は「楽曲配信検索」として、他の音楽ファイル検索結果と区別して表示する。ポッドキャスト番組も検索可能だ。
NTTレゾナントでは今後、データベースの拡充に力を入れると共に、研究機関に対する本サービスのAPIの公開も視野にいれた検討をしている。
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