検索エンジンマーケティング(SEM)のアウンコンサルティング株式会社は2006年5月8日、代理店業務を行う検索連動型広告の入札などを行う際に利用するクライアントのログイン等に係る情報を紛失したことを明らかにした。
同社によると、社員が自宅で作業を行うために持ち帰ったデータを個人所有のPCで使用していたところ、居住するマンションでピッキング被害に遭い、当該PCも盗難されたという。約280件の顧客企業名やアカウントID、管理画面へのログインID及びパスワードが含まれていた。
5月6日に警察署に届出を行ったが現在のところ発見されていない。現時点で第三者による不正使用は確認されていないとしている。
今後、アウンコンサルティングではあらためて全社員に対して情報の取り扱いに関する重要性を周知徹底するとともに、紛失危険性のあるノートパソコンからデスクトップパソコンへの移行、メーラーのパスワード設定の徹底、個人所有のパソコンのパスワード設定、指紋認証機能付きUSB フラッシュメモリ利用などシステムによる事故防止策の構築を行い、このような事態の再発防止に取り組んでいくとしている。