米Googleは2006年5月10日、組織や企業、個人などの知識を利用して検索体験を向上させる「Google Co-op」ベータ版を公開した。
Google Co-opは個々のユーザーの専門性や知識を活用することで検索品質を高めるサービス。Google Co-opに貢献したいと考えるユーザーは自分の専門領域に関連するWebページに注釈をつけ、リンクを作成することができる。こうして蓄積されたコンテンツはGoogle Co-op Directoryに掲載することで他のユーザーに公開することができる。
Google Co-opの知識を活用したいユーザーは、該当コンテンツを購読することで、Google検索結果画面上にそのコンテンツ提供者が追加した注釈やリンクを表示することができる。
例えば、ある医者が関節炎(arthritis)に関連するWebページに注釈をつけていたとする。そして他のユーザーがこの医者の情報を購読すると、関係するクエリで検索した時に、検索結果画面の上部に治療法(treatment)、症状(symptoms)など特定情報が表示されるようになる。
Google Co-op公開にあたりGoogleでは第1段階として健康や都市ガイドなどに関連したWebページの注釈をつける作業をパートナーと進めており、レストランや映画情報などの専門的なコンテンツへのリンクを提供する。
Google Co-opは現在、米国のほかオーストラリアやカナダ、ニュージーランド、英国を含む全ての英語サービス上で利用可能。
Google Co-op