ランディングページ最適化(LPO)を専門とする米offermaticaが日本市場に参入する。株式会社サイバーエージェントは2006年8月21日、米offermatica社との提携を発表した。
LPOとは、インターネットユーザーが広告・自然検索などあらゆる手段を用いて最初に着地するページ(ランディングページ)のページ構成を最適化し、目的のページへ誘導をすることでコンバージョン率を高める施策のこと。リスティング広告の成長に伴い、その投資対効果を高めるためLPOへの注目が集まっている。サイバーエージェントでは、米offermatica社が開発したランディングページ最適化分析システムを国内の広告主へ幅広く提供し、LPO市場に参入する。
offermaticaのシステムは、テストを行いたいランディングページをいくつかの要素に分類、複数パターンのクリエイティブを設定し、最大で数万通りにもなる組み合わせの中から最も効果の高いランディングページを自動生成し選出する。従来のA/Bテスト(複数のページを用意し、比較することによってより効果の高いページを採用する手法)はもちろん、複数の要素を分析するための多変量解析(Multivariate Testing)の領域まで広告主のプロモーション状況に適応したテストを選択し、テスト設計から効果検証という一連の流れを一週間という早いサイクルで実施し、広告主の投資対効果を飛躍的に向上さるせることが可能。
同じくLPO専業の米Optimostは2006年6月にトランスコスモスと提携して日本市場に参入済み。
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