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クローキングとは(NET Marketing用語解説)

RSSフィードで受信されたエントリーに次のような説明がありました。NET Marketing 用語解説より。

なお、アクセスしてきた端末がPCなのか携帯電話(iモード、EZweb、Yahoo!ケータイなど)なのかによって最適なページを表示する場合でも、 User-Agent情報などを利用して表示ページを切り替えることになる。このため、クローキングとみなされる恐れもあるので、サイト運営者は注意が必要である。 [クローキング、nikkei BP net]

このケースで「クローキングとみなされる」(=検索エンジンがスパムと判断する)恐れはありません。それがクローキングとなるなら、ブラウザの言語設定を判別して、自動的に日本語/英語/その他の言語を表示するようなサイトも不正になってしまいます。技術的な要件(この場合、アクセス元を判別して異なる情報を渡すもの)を満たしたものが全てダメなのではなく、合理的理由がないものがダメです(この勘違いが非常に多い)。

検索エンジン側の立場で考えてみましょう。携帯 / PC の判別がクローキングと判断されるような可能性があること、いいかえれば、もし検索エンジンがこの判別技術をスパムとすれば、本来インデックスすべきWebサイトが含まれないことになり、検索の利便性を損ねることになります(つまり、迷惑行為であると判断するための合理性がない)、従って、スパムとは判断できないのです。

cf.

クローキングって何? :: SEM R

また、これもよく勘違いされることですが、クローキングとは、あるページにアクセスした時に、User-AgentやIPアドレスによって表示するコンテンツを決定するものを指すのであって、あるリンクをクリックした時にどこにリダイレクトするかはクローキングとは関係ありません。「Amazon.co.jp のアソシエイトプログラムはクローキングに該当しないのですか?」という質問をよく受けるのですが、これはリンクをクリックされた時のリダイレクト処理をどうするかという話であってクローキングうんぬんの話ではありません。

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