米Yahoo!傘下のオーバーチュア株式会社は2007年7月12日、検索連動型広告「スポンサードサーチ」の掲載順位決定方式を本日変更したと発表した。新しい掲載順位決定方式は米国ではすでに実施されており、日本が世界で二番目の移行国となる。
オーバーチュアは従来、広告掲載順位は入札価格のみによって決定していたが、、この変更により掲載順位は入札価格と広告の品質をベースに決定されるようになる。広告の品質は、その広告の過去のパフォーマンスと、同時に表示される他の広告と比較した場合の予想パフォーマンスにより決定され、入札価格が同じ場合、品質の高い広告ほど検索結果のページで上位に掲載されるようになる。
この変更によりインターネットユーザーは、従来以上に自分の関心に適合した情報が広告表示欄の上位に表示される可能性が高まり、検索結果に対する満足度が向上することが見込まれるという。また、広告主は、より関連性の高い広告を検索ユーザーへ提供することで、よりニーズの高い見込み顧客からの引き合いが得られる可能性が高まり広告を掲載する提携パートナーサイトにとっては上位に掲載される広告とユーザーの関心との関連性が高まるため、サイトの信頼性や利用価値の向上が見込まれるという。