米Googleは2007年9月28日、ニュースサイト運営者向けのサイトマップツール、News sitemapsを世界各国向けに公開した。
Google News sitemapsはGoogleニュース検索の対象となっているサイト運営者向けのツール。Googleニュースのクローラは自動的に対象サイトを巡回し、記事ヘッドラインや記事本文、URLを取得しているが、ヘッドラインが適切に取得されない、本文と関係ない部分がクロールされる、記事そのものがクロールされないといった問題が発生している。例えば9月下旬のGoogleニュース日本語版を見ても、CNETやITmedia、ZDNetなど一部のニュースサイトでヘッドラインが更新日になっているもの、全く異なる記事が同一カテゴリでクラスタリングされるもの、写真と全く無関係な記事がリンクされる、記事配信を行っている場合、配信先のサイトは掲載されるのに配信元のサイトは掲載されない等、多数の不具合が確認できる。
News Sitemapsは最近公開された記事を直接Googleニュースに送信できるほか、キーワードを指定してもっとも適切なニュースセクションに割り当てることなどが可能。
Google News SitemapsはGoogleウェブマスターツールからサインアップ可能。もし登録サイトがGoogleニュース巡回対象サイトであれば、左カラムにリンクが表示される。非巡回対象の場合はリンクは表示されない。なお、News Sitemapsを利用しないからといってGoogleニュース検索のランキングで不利に扱われることはない。
News sitemaps for publishers around the world [Google News Blog]
http://googlenewsblog.blogspot.com/2007/09/news-sitemaps-for-publishers-around.html