株式会社ライブドアは2008年7月11日、ドリコムの行動ターゲティング広告配信技術「ad4U(アドフォーユー)」を採用した行動ターゲティング広告「livedoor ad4U」のサービス提供を開始した。
livedoor ad4Uは、インターネットユーザーのウェブサイト閲覧情報や検索キーワード情報を照会し、ライブドアが設定する12のジャンルに合わせ、ライブドアが運営する各種サイトにおいて、ユーザーの興味や関心に合致する広告の掲載を実現する広告商品。ドリコムのad4U技術は複数のサイトをネットワーク化して広告配信を行う「アドネットワーク」に依存することなく、ウェブブラウザ情報を活用し、ユーザーの行動履歴に合わせて最適な広告配信が可能なことから、今回ライブドアは同社の技術を採用した。ドリコムの行動ターゲティング技術ad4Uは楽天にも採用され、「楽天ad4U」として提供されている。
livedoor ad4Uはウェブブラウザの基本機能を活用することで、従来の方式の行動ターゲティング広告に比べ、より多くのユーザーの興味や関心に合致した広告の掲載ができる。ユーザーにとっては有益な情報への接触機会が増えるとともに、広告主にとっては購買意欲が高く、よりセグメント化されたユーザーに対して訴求が可能となる。また、ユーザーのプライバシーを配慮し、オプトアウトの仕組みも持つ。
livedoor ad4Uでは興味・関心の分類として不動産や金融、求人、旅行、自動車、コスメなど12に分類。ユーザーの閲覧履歴情報に基づいてこれらジャンルに振り分け、関連広告を表示する。