ヤフーは2008年12月4日、Yahoo!検索(YST、Yahoo! Search Technology)の検索アルゴリズムをバージョンアップしたことを発表した。
Yahoo!検索は35日前後の周期でインデックスの更新を発表しているが、今回はウェブの評価や検索順位の決定を担う、アルゴリズムの改善。Yahoo!検索は米国で開発されているYSTをベースに、日本語特有の自然言語処理やランキング手法を追加している。
今回の発表後、Yahoo!検索の順位変動が確認されており、従来は相対的に低評価となっていたページのフッター部分に無造作に並べられたリンクが再評価されたりリンクで結ばれたページ間の関連性の判定が変更されたことで、あいまいな検索ワードでのレリバンシー改善が観察された一方で、検索クエリと全く関係のない企業・施設名が検索上位に表示されたり、一部の悪質なSEO業者が設置した大量のスパムリンクが加点されたことで、一部の企業の順位上昇が確認された。
今回のYSTバージョンアップは2008年最後の模様。2007年8月、同12月、2008年6月、同9月と行われてきた。
Yahoo!検索 アルゴリズム Update [Yahoo!検索スタッフブログ]