グーグルは2009年8月14日、アドワーズ広告に住所指定オプション機能を追加したことを公式ブログで明らかにした。
住所指定オプション機能を利用すると、住所に近いユーザー、または検索クエリから住所地域に関心があると識別されるユーザーに広告とその関連する住所情報を表示することができる。たとえば「英会話 渋谷」と検索したときに、渋谷周辺の英会話とその所在地住所を広告として掲載できる。アドワーズ広告のテキスト広告の5行目に住所を表示する。もしユーザの住所情報が不明な場合、あるいは関連する住所情報が見つからない場合は非表示となる。
住所情報付きテキスト広告は、GoogleとGoogleマップでのみの掲載となる。検索パートナーやコンテンツパートナーサイトでは従来通りの広告表示となる。
住所情報を表示する方法は、ローカルビジネスセンターとリンクする方法と、手動で住所を設定する2通りがある。もし広告主が事業主であれば、ローカルビジネスセンターとリンクさせることでテキスト広告にビジネス拠点情報を設定して表示できる。一方、たとえばファッションブランドがたくさんの取り扱い店舗の住所に関連付けた広告を掲載するなど、広告主と取り扱い店舗の住所が一致しないような場合は住所を手動設定する。
グーグルは今後、ローカルビジネス広告をテキスト広告に統合していく予定。既存のローカルビジネス広告は掲載され続けるが、一度編集を行うと広告レベルの住所指定オプションが設定されたテキスト広告に自動的に変換されるため注意が必要だ。
住所指定オプション機能を利用してローカル広告を掲載する方法 [Google Inside AdWords]