バイドゥ株式会社は2009年9月28日、日本のモバイル検索市場への参入を表明、同日よりモバイル検索サービス「Baiduモバイル」ベータ版の提供を開始した。URLは m.baidu.jp。
Baiduモバイルは、Baidu独自の検索技術をベースに開発したモバイル検索サービス。日本特有の文化である絵文字の検索に対応しており、たとえば電話番号と検索したときに「電話番号」というテキストの文字列と、電話番号の絵文字の両方を検索することができる。
モバイルウェブ検索、画像検索、動画検索、PCウェブ検索の4種類から構成されており、1画面上にこれらの結果を横断的に表示する。検索キーワードによって表示の順序が入れ替わり、たとえば「紅葉」と検索すると最初に画像が3件表示され、続いてモバイルウェブが10件、PCサイトが2件、動画が2件表示される。PCサイトはBaidu独自の変換トランスコーダーを介して自動変換して表示する。
#
Googleモバイルで「百度」と検索して、PCサイトをクリックすればリダイレクトされるかと思ったらされませんでした。ちょっと不便。
また、「絵文字をクエリとして利用できる」ことの事例として発表会では電話番号のケースが挙げられていたようですが、それ以外の絵文字が検索できることのメリット(具体的な利用シーン)が思い浮かびませんでした。クエリとして、あるいは検索文字列として文脈と関連して使われている絵文字、しかもそれが従来は検索できなかったことで不便だったケースってどういうクエリ?携帯サイトで絵文字がたくさん利用されているからといって、それを検索可能にすべきかは別問題ではないかと思うのですが。