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グーグル、リッチスニペットのフォーマットに「ショッピング」追加

グーグルは2011年4月4日、リッチスニペットがショッピングフォーマットに対応したことを公式ブログで発表した。

リッチスニペットとはウェブページに埋め込まれた構造化データを利用して検索結果のスニペット(説明文情報)を拡張し、より詳細な情報を表示できる機能。日本では2009年11月より提供が開始され、徐々に対応フォーマットを拡大してきた。ショッピングフォーマットは、従来から一部のECサイトなどが対応していた。

自然検索結果にショッピングリッチスニペットを表示するには次の2つの方法がある。いずれかの方法で実装した後に、専用フォームからGoogleへ連絡をする。

第1に、Google Merchant Centerに商品フィードを送信する方法。Googleショッピングのために既にGoogle Merchant Centerを利用している場合、新たな作業は必要ない。

なお、Google MErchant Centerの商品フィードをGoogleリッチスニペットに反映させるためには、rel="canonical" を追加する。ユーザレビュー評価を追加したい場合は、Google Merchant Centerにアップロードしているフィードに、平均評価 [product review average] 属性 ( 1-5 までの数。小数点可 )と評価数 [product review count] 属性 ( 正の整数 )の2つの属性を追加する。

第2に、商品ページをリッチスニペットのためにマークアップする方法だ。これはmicroformat やRDFaなどGoogleがサポートするマークアップで構造化データを記述する。

いずれの方法を用いても、Googleは必ず検索結果にショッピングのリッチスニペットを反映するわけではない。表示の有無は検索アルゴリズムにより最終決定される。

Googleは2つの方法を紹介しているが、同社としてはMerchant Centerにフィードをアップロードする方法を推奨している。価格や在庫状況データが迅速に検索結果に反映されるほか、リッチスニペットだけでなくGoogleショッピングやGoogle商品広告など、その他のGoogleサービスでも活用できるためだ。

リッチスニペットのフォーマットに「ショッピング」が追加されました

http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.com/2011/04/blog-post.html

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