米Overtureが AlltheWebのWebページ上にてデジタル・ミレニアム著作権法(DMCA法)に関する方針を公表している。
米Overtureが同社の AlltheWeb 上にてデジタル・ミレニアム著作権法(Digital Millennium Copyright Act、以下 DMCA法)に関する同社への申し立てに関する方針をWebサイトにて公開した。
DMCA法とはインターネット上の著作権侵害に対抗するために従来の著作権法が改正されたもの。例えばWebサイト上に公開したコンテンツが他人によって無断で複製・転載されていた際のサービスプロバイダーに対する法的責任を定めています。[DMCA法についてはアメリカのDMCA(デジタルミレニアム著作権)の概要を参照のこと)。
検索エンジンでは自分が公開したWebページがクローラーによって収集された際、そのコンテンツの一部(例えばタイトルタグや概要説明文、Google ならキャッシュ)が検索エンジン会社側に転載される。この際に、もし全くの他人がコンテンツを勝手に転載・複製したものをインターネット上で公開し、それが検索エンジン側のデータベースに残った場合、検索エンジン側も法的責任が問われることになってしまう。この際、権利者が検索エンジン会社に対して通知を行いそれに応じて検索エンジン会社が削除に応じた場合、著作権侵害の法的責任を免れることができる。
コンテンツが無断で複製・転載された上に検索エンジン経由でその権利侵害サイトにトラフィックが誘導されていくことは、権利者として看過できない問題。そこで、DMCA 法に基づいて権利者が FAST に対して通知を行うと、米Overture側がその問題となるWebサイトをインデックスから削除してくれるというわけ。