CNSNEWS.com によると米国の銃器販売業者が、Google AdWords広告の利用を規約違反で掲載停止させられた一方で、ポルノ業者の広告が掲載され続けていることに憤慨しているという。Google からのコメントは・・・
CNSNEWS.com によると、米国コネチカット州の免許を持つ銃器販売業者が米Googleの提供する AdWords広告を利用して販促を行ったところ、Googleから一方的に掲載停止の措置を受けたという。一方で、法に抵触する可能性のあるポルノ画像販売業者などのAdWords広告は掲載されているという。
これに対して米Googleスポークスマンの回答は「我々の定める規約に違反している」と回答した一方で、ポルノ業者の広告掲載についてはコメントをしなかったという。
[Source]
Google Accepts Porn Ads but Refuses Those for Guns [CNSNews.com]
Google Accepts Porn Ads but Refuses Those for Guns [townhall.com]
[解説]
米Googleから広告掲載の停止措置を受けると、次のような表示がでる。
google believes strongly in freedom of expression and therefore offers broad access to content across the web without censoring results. At the same time, we reserve the right to exercise editorial discretion when it comes to the advertising we accept on our site, as noted in our advertising terms and conditions. Please note that the decisions we make concerning advertising in no way affect the search results we deliver. We will continue to show search results for "cloaking" and related products.
上記の文章を簡単に要約すると、「Google は言論の自由を尊重するし、だからこそネット上に存在するコンテンツに対して可能な限りアクセスできる環境を提供している。だけど、広告に限ってはそうじゃない。ちなみ広告ではダメな内容でも検索結果(アルゴリズム検索の結果)を操作することはないよ」といっています。
企業は自らが提供するサービスにおいて誰にビジネスを行わせるかを取捨選択する権利があります。Google が銃器販売業者を(例え法的に合法であっても)閉め出すのは、Googleという会社が「反銃器所持社会」を支持していることの反映なのでしょう。