Update Florida(フロリダアップデート)。11月中旬に実装された Google の新しいスパムフィルターですが、SEO関連の掲示板を見ると色々な議論がされていますね。
例えば、WebmasterWorld だと
Update Florida - Nov 2003 Google Update Part 1
http://www.webmasterworld.com/forum3/18347.htm
Update Florida - Nov 2003 Google Update Part 2
http://www.webmasterworld.com/forum3/18346.htm
Update Florida - Nov 2003 Google Update Part 3
http://www.webmasterworld.com/forum3/18402.htm
Update Florida - Nov 2003 Google Update Part 4
こんな感じでとても読む気にはなりません。
今回の Google は何をしたかというと、特定キーフレーズに対してフィルターをかけたわけです。スパムフィルターです。
具体的には、あるWebページのタイトルタグ内に記述された文字列と、全く同一の文字列が記述されたアンカーテキストによるリンクが当該ページに一定数以上、外部ドメインサイトから張られている場合にこのフィルターにひっかかりランキングが落ちるというものです。これは特定検索キーワードに対して適用されるものなので、当該ページの評価が落ちるわけではありません。
このフィルターの正体については、「ベイジアンスパムフィルターの実装に問題があるのでは?」という意見もあります。
Google Bayesian Spam Filtering Problem?
(Source: Google Blocks 'Optimized' Pages)
1行でまとめると、(引用します)
If a simple search has spam-related keywords, penalize high-spam-scoring results
です。
ということで色々議論されていますが、たぶん Google は新スパムフィルターの導入で色々テストをしているので、数週間もすれば変わるのではないかと思います。ということで落ち着くまで放っておけばいいんじゃないですかね。
このように、Google のアルゴリズムは日々変更され、ルールは変わるのですから、「ちょっとやばい」テクニックは使わないことですね。スパムと判定されない限り何をしてもいい、ということではないわけですし、特に Google からのトラフィックに依存しているのであれば、テクニックに走る時にはそれ相応のリスクを甘受すべきでしょう
(※もっとも今回の場合は、SEO 的に"良い"(適切と思われる) 施策を施していたWebサイトも被害を受けているのですが)