Groxis Inc.がデスクトップ検索に進出しようとしている。同社がリリース予定の"Grokker 2"(グロッカー2) は複数の検索エンジンから検索結果を引き出し、それを自動的にトピック別に分類して表示するソフトウェアだ。
eweeks によると、Grokker 2 はユーザーが検索キーワードを入力すると Yahoo Search, MSN Search, AltaVista, FAST WiseNut、Ask Jeeves と6つの検索エンジンに同時にクエリーを送り、出力された検索結果のコンテンツを判断、自動的に分類。わかりやすくアイコンで表示して、ユーザーはそれをクリックしていことで欲しい情報にたどり着ける仕組みになっている。
6つの検索エンジンの中に Google の名前がないが、これは後日プラグインで対応する予定だという。
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さて、この記事ですが Groxis Inc.の CEO、R.J. Pittman 氏が次のように述べています。
"Google is trying to bring its search index to the desktop, and we're bringing the whole Web to the desktop," Pittman said.
Microsoft はデスクトップ上から検索できる機能を次期 Windows ロングホーンで実装すると予想されており、Google は既に Google Deskbar をリリースしています。このように検索エンジンは、アクセスする環境がブラウザ上の争いからデスクトップへ移行させることに注目が集まっていますが、その争いに Groxis も加わろうとしているわけです。
インターネット上のサービスを利用する際に、ある特定の目的を達成させるためなら汎用的なブラウザを通して行うよりも専用のアプリケーションを用いた方がユーザー体験は向上します。例えば米Appleが提供するデジタル音楽管理ソフトウェア iTunes やファイル交換ソフト Napster といったものは、明らかにブラウザよりも利便性が高いわけです。これと同じように世界中の人に日常的に利用される検索サービスも、ブラウザを通してよりも検索専用のソフトウェアがあった方がもしかしたら今よりも効率的に情報が探せるかも知れませんね。
ちなみに Grokker の画面・デモはこちらで
Grokker 2 の使用レポートも掲載しました。
[Source]