コマースリンク株式会社が提供するショッピングサーチ「アラジン」において、商品検索を行うたびにネットマイルのポイントを提供する新サービス「アラジンマイル」を2004年1月20日から開始。
というわけですが、詳細記事を書いている ITmedia"商品を検索するだけでマイルが貯まる〜コマースリンクとネットマイル" によりますと、現状では商品購入代金に充てることはできないとのこと。
オンライン消費者間におけるショッピング検索の認知度、およびポータルサイトが有料リスティングとしてアドワーズ広告またはオーバーチュアを採用しているという現状、そしてISP系ポータルに提供したとしても期待できるトラフィックは獲得できないというポータルのサーチトラフィックシェア。これらを踏まえて考えると、検索というアクションに対してインセンティブを与えることでトラフィックを誘導する戦略は良いと思うのですが、ショッピング検索エンジンで与えるポイントにもかかわらず、検索の後にくるアクションである"購入"に対して商品購入代金に充てられないのは、この戦略システムとして欠陥ではないでしょうか。
消費者が自分が欲しい商品情報を探しながらポイントが獲得できるのに、そのポイントを"その欲しい商品のために"使えないとなれば、わざわざアラジンにアクセスしないのでは?つまりネットマイルが欲しいユーザーはアラジンに訪れるでしょうが、果たして彼らは商品購買につながるのか?
ITmedia (同記事)によると、
「減算モジュールを導入すれば、商品購入時にマイル相当分を代金から差し引くことが可能になる。来年度中には開発したい」(ITmedia)
ということなので、こちらに期待ですかね。マイル相当分を充てられるなら「よし使おう」と思いますけど。
[Source]
コマースリンク、ネットマイルと提携し「アラジンマイル」を開始
「ショッピングサーチ・アラジン」で商品検索を行うたびに
ポイントが獲得できる新サービス〜
[参考]
商品を検索するだけでマイルが貯まる〜コマースリンクとネットマイル [ITmedia]
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