ECジャパンが検索エンジン Google と Inktomi に関する調査レポートを出しています。
http://seo.ecjapan.jp/product/am_ig_report.htm
Internet Watch に分析が書いてあるので引用すると、
分析の結果、「GoogleとInktomiの検索結果上位50位のうち同一URLは16%」「Inktomiの方がGoogleよりも動的ページをインデックスする傾向が強い」「Googleの方がInktomiよりも全体的にインデックスするURL総数が多い」などの特徴が判明したという。 (Internet Watchより)
ということですが・・・・
Inktomi と Google は検索アルゴジムが異なりますし、個々の要素に対する比重が異なります。従って検索順位が全然違うわけですが、数字でみるとずいぶん違うものなのですねぇ。
このURL重複率が16%程度になる理由は何か、ですが、3つ。
1つ目。Inktomi の検索結果には(a) 既に存在しないページ と (b) かなり古い情報でインデックスされているページ が含まれている傾向が Google より圧倒的に強いことが挙げられます。
2つ目。 Inktomi はページ内要因(on-page factors)に Google よりも重きをおいているため、Google アルゴリズムではページ外要因の影響により高く評価されないページが Inktomi では上位に出てくることがある。(= リンク評価に強く影響されて Google に上位表示されているサイトは Inktomi では下位に甘んじることがある)
3つ目。Inktomi はページ内要因に比重が置かれているため、隠し文字などページ上でスパムを行うページが上位に入り込んでくることがある
これらの要因が、"GoogleとInktomiの検索結果上位50位のうち同一URLは16%"という結果になっているものと思われます。たぶん。いかがでしょう。
あとは、ダイナミックURL のインデックス率が Google よりも Inktomi の方が高いのは意外でした。確かにそういわれてみると Inktomi って ダイナミックURL でもちらほら登録されてますね。
きっと、もし仮に Yahoo!JAPAN が Inktomi を採用する時には、今よりもずっと改善された Inktomi を持ち込んでくるでしょうから、その時は是非 ECジャパンさんに調査して頂きたいですねー
[Source]
[参考]
GoogleとInktomi、検索結果の一致はわずか16%〜ECジャパン調査 [Internet Watch]