米調査会社Nielsen//NetRatingsが2004年1月の米オンラインユーザーの検索エンジン利用状況に関する調査を発表、Google が依然として最も人気のある検索エンジンであることが明らかになった。
米検索エンジントップ5は Google、Yahoo! Search、MSN Search、AOL Search、Ask Jeeves。39% のアクティブユーザー(5,900万のユニークオーディエンス)が Google を利用している。2、3位につけている Yahoo! Search と MSN Search はそれぞれ30% ほど。4位の AOL は 15% にとどまった。
2004年は Google が首位でスタートを切ったわけだが、先週米Yahoo! が自社の検索技術を投入して Google との提携を解消した上、米Microsoft も MSN Search に投入する新検索エンジンを開発中。Google が今後も検索市場のトップに君臨し続けるのか、それとも Yahoo! か Microsoft が逆転することができるのか、注目。
一方、検索エンジン利用においてユーザーが検索エンジンに何を求めるのかを尋ねた調査では、半数以上のユーザーが検索能力の高さを挙げており、ついで「信用できる検索結果」(34.2%)「すばやく検索結果にアクセスできる」(33.0%)をあげている。一方、「検索エンジンの知名度」と「わかりやすいインターフェース」はそれぞれ 17.5%、18.6% にとどまっている。この調査結果からユーザーは、欲しい情報にアクセスできるという検索能力の高さ(検索精度の高さ)と信頼できるSERPsを提供する検索エンジンを選択する傾向にあることが明確になっている。
なお、米オンラインユーザーの 76%、およそ1億1,400万のユニークユーザーが検索エンジンを利用しており、2004年1月の平均利用時間は40分だった。
今回の調査結果に関して、Nielsen//NetRatingsのアナリスト Jason Levin氏は次のように分析している。
"Search engines continue to be the primary tool people use to navigate theWeb," said Jason Levin, analyst, Nielsen//NetRatings. "With the big search
players having recently updated their search capabilities, Internet users
should expect to find even better search results from the major search engines
in the near future."