東京新聞13日付けの記事で、隠しテキストスパムにより全く関係ないキーワードで上位表示させていたアダルトサイトに対して、Google がペナルティを与える対応をすることが明らかになりました。
記事によると、東京都内の自治体名を検索キーワードにして、例えば「○○○区の歴史」(注:例「あきる野市の歴史」や「練馬区の歴史」で検索)と Google で検索すると、アダルトサイトが上位に表示されます。これに対して警視庁が Google に連絡。Google は「ネット利用者をだまして検索サイトでの順位を上げる不正行為。利用者が効率よく情報を検索する妨げになる」と悪質性を認め、削除または順位低下の対応をとることに。
同社日本法人の広報によると「悪質性から削除などの対処を取るケースは欧米と違い、日本では珍しい」という。
ということですが、検索エンジンスパムを行っていたサイトを削除する、という話を日本の新聞で読んだのは初めてです。
Google は「スパムレポート」という利用者からの通報を受け付ける窓口を設けていますが、少なくとも日本語検索においてこの通報窓口が正常に機能しているとはとても思えませんでした。今回の事例から少なくとも警視庁からの連絡なら実際に対応を検討する、ということですね。
ちなみに今回スパムを行っていたアダルトサイトがターゲットとしていた無関係なキーワードの組み合わせは、
○○○区のデータ
○○○区の情報
○○○区の検索
○○○区の詳細
○○○区の歴史
○○○区の過去
でした。なぜこのキーワードを選択したのでしょう??
検索大手 削除など対応 アダルトHP問題 [東京新聞]
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20040513/eve_____sya_____003.shtml
ref.