米GoogleがAdWords広告のキーワードステータス表示の変更とQuality Score(品質スコア)の導入を今後数週間内に行うことを告知している。
案内によると、今回の変更点のポイントは「キーワードステータスの表示仕様変更」「Quality Score(品質スコア)」「最小クリック単価」の3つ。
キーワードステータスは現在、normal(良好)、in trial (評価中)、on hold(待機中)、disabled(無効)の4種類に分類されているが、今後はactive(表示)かinactive(非表示)の2種類に整理される。さらに広告が一定のパフォーマンスを満たさない場合は広告掲載が抑制されたりキーワードが無効として広告掲載ができなかったが、今回の改変によりこうしたシステムも撤廃される。Googleが新たに導入するQuality Score(品質スコア)で算出される一定のスコアを満たしている限り継続して広告掲載が可能となる。
品質スコアは「キーワードのクリック率、広告テキストとの関連性、キーワードの過去の掲載結果、その他の関連性に関する要因に基づいて決定」(Google)されるスコアで、詳細な算出方法は明らかにされていない。Ad Rank(アドランク)や広告の掲載位置も、上限クリック単価と品質スコアの積で算出するように変更される。品質スコアが高いほど広告掲載に必要なクリック単価は低くなり、スコアが低いほどクリック単価は高くなる。
AdWords広告はキーワード毎の最小クリック単価を7円と設定していたが、これも「最小クリック単価」に置き換えられる。最小クリック単価は最も低い場合で1円からとなるが、実際の最小入札価格は品質スコアによって決定される。品質スコアが高いキーワードほど最小入札価格も上昇する仕組みだ。
今回の変更実施の影響についてGoogleは、品質スコアや上限クリック単価が十分に高いキーワードを有効にして広告へのクリックを集められるようにするために、広告掲載に使用しない待機中のキーワードがある場合はアカウントからそのキーワードを削除することを推奨している。
What are the AdWords keyword status changes?
https://adwords.google.com/select/qbb.html
アドワーズ広告のキーワード ステータスはどのように変更されましたか。