米Googleは2007年2月14日、アドワーズ広告の品質スコアに関する変更点について公式ブログ「Inside AdWords」にて明らかにした。
変更は2点、「品質スコアの表示」と「品質スコア決定のアルゴリズムの変更」が行われる。
1点目はブラックボックス化されていた品質スコアを表示する欄を設ける。オプションとして品質スコア欄が新設され、最小クリック単価を表示する。最小クリック単価が低いほど品質スコアは高いことを示す。新設した理由についてGoogle広告品質担当シニアビジネスプロダクトマネジャーのNick Fox氏は透明性を高め、品質スコアをわかりやすくなるほか、品質スコアの公開によって広告主が自身の広告の最適化への取組みの助けになると説明している。
2点目について、最小クリック単価を決定するための品質スコアの算出アルゴリズムに変更を加える。具体的には、設定されたキーワードについてGoogleがデータを持たない場合、十分なデータが集まり適切に品質スコアを算出可能になるまで最小クリック単価は低く設定されるという。また、広告品質を推定するためのアルゴリズムを変更することでより適切なクリック単価の設定が可能になり、また品質の低い広告に対してクリック単価を高めて(排除する)ことが可能になるという。
アルゴリズムの変更によって最小クリック単価が上昇するキーワードは増える一方、逆にクリック単価が下がるキーワードも多いはずだという。今回の変更に対処するために広告主は品質スコア欄を参照することを薦めている。
Quality Score updates
http://adwords.blogspot.com/2007/02/quality-score-updates.html
Google Plans AdWords Algorithm Change; Expects Complaints [Marketing Pilgrim]