株式会社アスキーソリューションズは2005年8月26日、アクセス解析ソフト「Sitetracker」のオプションとして、地域別にWebサイトにアクセスした訪問者の解析が可能になる『SiteTracker 都道府県解析モジュール』を販売すると発表した。企業や官公庁を中心に初年度500本の販売を見込む。
『SiteTracker 都道府県解析モジュール』は、地域データベースを利用しWebサイトにアクセスした閲覧者のインターネットに接続したパソコンに割り振られるIPアドレスから、接続元の都道府県や光ケーブル・ADSL・ISDNなど、インターネットの利用回線や接続しているプロバイダのドメイン名などを割り出し、Webサーバのアクセスログに付加情報として記録する。出力されたアクセスログを「サイトトラッカー」で解析することにより、都道府県別のアクセス数や訪問数、地域別のキャンペーン効果などのマーケティング情報が取得できる。個人をターゲットにしたWebサイトを運営している企業や官公庁・自治体など、Webサイトの利用者の地域に合わせた広告や情報の配信にも活用することができる。
アスキーソリューションズによると、国内のインターネットプロバイダを経由するWebアクセスの70%~90%の都道府県を認識することが可能。認識に用いる地域データベースも3ヶ月単位で更新される。
年内にはWindows IIS版の発売も予定しており、今後多くのプラットフォームやWebサーバに対応していくという。
SiteTracker