先日、Googleが”アップデート”されたとして米WebmasterWorldでは一時「Update Gilligan」と命名されたものの、後に「False Alarm」と変更されています。理由は米GoogleのMatt Cutts氏が「今回はGoogleのアップデートではない」と否定したからだ。今回のGoogleのインデックス更新はアップデートと呼ぶのか呼ばないのか。
結局のところ、Googleのアップデートについての定義がGoogle(Matt Cutts)とSEOの間で異なっていることに起因する。Matt Cutts氏は「Googleの検索アルゴリズムに変更が加えられた」ことを持ってアップデートと定義しており、PageRankやバックリンク、ディレクトリデータ、インデックスデータの更新をアップデートとは呼んでいない。
Matt氏によると、Googleは絶えず継続的にバックリンクやPageRank、インデックスを更新しているものの、ユーザーが目にすることができるデータは3カ月おきにしか更新していないという。また、私たちがこの3カ月毎に公にされるデータを目にした時には既に、検索結果はこれらのデータを反映した検索結果となっている。
さらにGoogleは毎日のようにクロールしインデックスを更新しているため、日々わずかながらのインデックスの更新は目にすることがある。こうしたローレベルの絶えず起こる変化のことはEverflux(エバーフラックス)と呼ばれているが、これももちろんアップデートとは呼ばないのだと説明している。
しかしSEOたちは、実際に目にすることができるバックリンクやPageRankの更新もアップデートと呼んできた。ここに両者の「Googleアップデート」定義の違いだ。
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私たちが目にすることができるGoogleの変化は、検索結果画面(SERPs)を通じてしか確認できないわけで、その意味ではSEO/検索業界が定義するGoogleアップデートはバックリンクやPageRankのデータ更新を含んでいてもいいんじゃないかと。
cf.