Microsoftがシンガポールで検索連動型広告「MSN Keywords」を立ち上げた。MSN AdCenter担当国際マーケティングマネジャーEva Balan氏によると広告主は初期費用としてS$10(シンガポールドル、US$5.97相当)を支払うことで広告掲載ができる。キーワードへの入札はS$.010 (US$0.06)からとなっており、広告がクリックされた回数に応じて広告料金を支払う。MSN Keywordsの広告掲載順位は、入札金額とクリック率とadCenterが把握したユーザプロファイル情報に従って決定する。
MSN Keywordsの特徴は広告掲載順位にこのユーザプロファイル情報が加えられている点にある。HotmailやMSN Messenger、その他パーソナライゼーションサービスを通じて入手されたユーザ登録情報を使って広告主はセグメントを絞り込んだ広告出稿が可能となっている。広告主は管理画面から、特定のキーワードで検索したユーザーのプロファイルを閲覧し、どのくらいの頻度でそのワードが検索されているかも知ることができる。MSNのRaxit Kagalwala氏は現在のところ年齢と性別しか閲覧できないが将来多くの情報が閲覧できるようになると話している。
シンガポールでの検索エンジン利用者は急増しており、 Infocomm Development Authority of Singaporeの調査によると検索エンジン利用率は2002年の59%から2004年には82%へと伸びている。
なお、Microsoftは今年10月に500名ほどのマーケッターを集めてパイロットプログラムを実施することを明らかにしている。
MSN unveils first paid-search tool [ZDNet Asia]
http://www.zdnetasia.com/news/internet/0,39044246,39251822,00.htm
MSN adCenter