株式会社アイレップは2005年9月15日、Yahoo!JAPANが今秋実施を予定しているYahoo!検索の検索結果表示方式変更による検索表示順位変化の予測レポートを発表した。同調査で、サイト全体の70%はYahoo! Search Technology (YST)採用のウェブ検索変更により掲載位置が検索結果2ページ目以降に下落することが明らかになった。
同調査は同社検索エンジンアルゴリズム研究対策チームのiSRATが2005年9月に実施。15の業種毎に7つのキーワードを選定、合計105のキーワードを対象に調査を行った。検索キーワード毎に現行Yahoo!検索の登録サイト枠に表示される上位5サイトが、ウェブ検索以降後に引き続き検索結果1ページ目掲載を維持できるかどうかの推移を調べた結果、調査対象となった全442サイト中、70%のサイトは検索結果1ページ目から外れる結果となった。
大半の検索ユーザーは検索結果1ページ目から興味をひいたリンクをクリックすることから、掲載位置が2ページ目以降になることで大幅なYahoo!検索からの誘導数低下が予想されるという。
アイレップ、Yahoo!検索移行後の検索結果表示順位の予測調査レポート発表
http://www.irep.co.jp/company/press/20050920.html
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今回調査に利用した検索キーワードは検索回数が多いものばかりですので、現行Yahoo!では「Yahoo!登録サイトとの一致」にヒットして上位に表示されているのにYSTウェブ検索では上位はおろか検索結果1ページ目に表示されていない場合、その検索キーワードでのトラフィック数は激減することが予想されます。
もちろん、この逆("Yahoo!登録サイトとの一致"がヒットするために現状は上位に表示されないが、ウェブ検索のおかげで上位に表示されるようになる)もあるでしょうけれども。
cf.