米Microsoftは2005年11年1日、「Windows Live」(ウインドウズ・ライブ)のベータ版を公開した。
Windows Liveは、従来マイクロソフトがユーザーPCのローカル上で提供してきたサービスをオンラインに持ち込んだサービス。従来のアプリケーションによるライセンス提供のビジネスモデルからの転換を示し、かつライバルである米Googleを意識した戦略的製品群だ。
今回発表されたのは、「Live BETA」、「Windows Live メール BETA」、「Windows Live Messenger BETA」。Live BETAは従来start.comとして公開してきた次世代ポータルの発展型。同時に公開された新しいメールサービス「Windows Live メール」の受信状況のほか、購読しているRSSフィードの表示、友人とのメッセンジャー、最新ニュースなどオンライン上でユーザーが利用するサービスをLive.comから利用可能にした。画面上部に設置された検索サービスも改良され、Ajaxにより画面切り替えなしに検索結果を表示するほかRSSフィードの検索からLive BETAへの購読が簡単に行えるようになった。Live上に表示されるコンテンツも表示/非表示、表示位置の変更などカスタマイズは自由にできる。
Windows Live メール BETAは従来のMSN Hotmailを全面的に改良したメールサービスで、Outlook®のように、毎回新しくページを読み込まずに電子メールをプレビューでき、ドラッグ アンド ドロップでメッセージをフォルダに移動できる。
Windows Live Messenger BETAはMSN Messenger の次世代バージョンで、従来の機能に加えて写真やファイルなどを簡単に交換できる新機能が追加された。
Windows Live
Windows Live Ideas
Announcing Live.com Beta
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次々とオンラインサービスをリリースして、MicrosoftのコアコンピタンスでもあるOSの支配力を無効化しようとするGoogleの挑戦に対するマイクロソフトの答えです。従来のアプリケーションの販売/ライセンス提供からの方針転換。