Basis Technologyは2005年12月6日、マイクロソフトと形態素解析システムRosetteの日本語および中国語ソフトウェアのライセンス契約を締結したと発表した。
Rosette言語処理プラットフォームは最新の自然言語処理技術を駆使し、入力テキストの言語判別、Unicode化、人名や地名などの重要な特定語句を抽出する機能を提供する。Rosette形態素解析システムにより情報検索アプリケーションおよび検索エンジンにおいて、多言語で書かれたクエリーの理解やウェブページの検索を可能にする。
マイクロソフトは、2004年後半に発表されたMSN サーチのベータ版からBasis TechnologyのRosette言語処理プラットフォームを採用しているが、この契約により両社の関係がさらに深まることになる。MSNプロダクトマネジャーのJustin Osmer氏は、多言語検索はMSNが最も重要な課題の一つとして取り組んできているものであり、過去のBasis Technologyのソフトウェア利用による成功実績から、日本語版および中国語版の検索システムにおいてもBasis TechnologyのRosetteを採用するのはごく自然な選択だったとコメントしている。
Basis Technologyの形態素解析システムは、GooogleやAmazon、Overture、楽天市場、Yahoo!など多くの企業に採用されている。
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