株式会社アクティブコアは2006年2月6日、行動ターゲティング(Behavioral Targeting、ビヘイビアターゲティング)分析をブラウザ上で自動的に実現する「ac Target(エーシーターゲット)」の販売を開始した。
「エーシーターゲット」は、インターネットユーザの閲覧販売履歴から購買嗜好や消費行動など購買に直結するデータに基づき消費グループを自動的に細分化。これにより、ECサイト運営者はインターネットユーザの購買プロセスの分析をリアルなデータを基に行い、各消費グループの嗜好に合った広告媒体や売れ筋商品の予測が可能となる。
また、これまでのブラウザの表示回数を基準にした訪問者数や閲覧表示数の割合を集計するアクセス解析ツールとは異なり、エーシーターゲットは商品データや顧客データとECサイト内のユーザ閲覧履歴データを一元的に管理する。既存アプリケーションの改修や運用の負荷を伴う従来のCRMシステムに比べて、年間3分の1以上のランニングコストの削減が実現できるという。
行動ターゲティングは、消費者動向を分析する上で、従来の属性情報や購買結果といったデモグラフィックデータに基づいた分類手法ではなく、ライフスタイルや購買動機、購買頻度といった時間の経過と共に変化する消費者のマインドをウェブサイトの閲覧履歴から動的に分類する手法。モバイルコマースやブログ等の新たな動向により、さらなる市場拡大が見込まれる国内EC市場およびインターネット広告市場において、変化の激しい消費者行動を迅速かつ精密に把握する手法として注目が高まっている。
株式会社アクティブコア