米Googleは2006年11月16日、地図検索サービス「Google Maps(グーグル・マップ)」に表示された店舗や施設の電話番号に直接、Webから通話できる機能(Click to Call)を追加した。米国内でのみ利用できる。
地図上に表示される企業や店舗の電話番号の隣に表示される"Call"リンクをクリックして自分の電話番号を入力して、"Connect For Free"を選択。するとGoogleから電話がかかってくるため応答すると、相手先に転送され通話ができる。電話番号は自動的に記憶されるため、後で簡単に電話をかけなおすことも可能。自分の電話番号を設定しておくと、次回以降は入力が不要となる。Googleはユーザーのプライバシーに慎重に配慮するため、入力された電話番号は一定期間後にGoogleサーバから削除され、他の目的で使用されることはないと説明している。
なお、電話番号を入力する際に他人のユーザの電話番号を入れるといった迷惑行為が発生する可能性があるが、Googleもその問題は認識しており、一定時間内に同一ユーザが連続して通話機能を使用できないような技術的制限を加えるという。
Google Mapsの通話機能は広告ではなく無料サービスとして提供され、検索結果ランキングに影響を及ぼすことはない。通話料金はGoogleが負担するが携帯電話の場合は通話料が必要となる。
Click to call in Google Maps [Google Blog]
http://googleblog.blogspot.com/2006/11/click-to-call-in-google-maps.html
What is the click to call feature on Google Maps?
http://maps.google.com/support/bin/answer.py?answer=52512&topic=1467
Google Click-to-Call
http://www.google.com/help/faq_clicktocall.html
cf.