米調査会社comScore Networksは2007年2月26日、米Yahoo!が5日より開始した検索連動型広告の新しいランキングモデルの影響に関する調査結果を発表した。
米Yahoo!は2月5日に新しいランキング方式(掲載順位決定方式)を導入。入札価格に加えて品質インデックス(広告の品質)を加えて掲載順位が決めることで、検索ユーザのクエリに適合した広告がより上位に表示されるようにした。この影響についてcomScoreがクリックスルー率を調査したところ、以前ランキング方式と比較して最初の週の2月11日は5%、次週の19日で9%上昇していた。
また、全クリック数(自然検索とスポンサードサーチのクリック合計)に占める広告のクリック割合も、好結果が出ている。新ランキング方式導入後、第1週は10.6%、第2週が11.1%とそれぞれ 0.5、1.0ポイント上昇した。
ヤフーの井上雅博代表取締役社長兼CEOは日本でも2007年第1四半期に新スポンサードサーチの導入を明らかにしている。
comScore Data Show Yahoo!’s New Ranking Model Has Had Initial Positive Impact on Sponsored Search Click-Through Rates [comScore]
http://www.comscore.com/press/release.asp?press=1222
cf.
Yahoo!、新方式の検索連動型広告のテストを開始 :: SEM R