国立情報学研究(NII)は2007年4月9日、大学などに提供してきた学術論文300万件のデータをGoogleから検索できるようにしたと発表した。
NIIは国内主要学術論文約300万件の論文データをCiNiiに格納してきた。これをGoogleのクロール対象とすることで、Googleウェブ検索のほか、学術論文専門検索エンジン「Google Scholar」からも検索できるようになった。NIIでは学術論文へのインターネット上の「入り口」が飛躍的に拡大し、研究者だけでなく、誰もが、ビジネス、教育、その他の日常生活のさまざまな場面で、手軽に学術論文を利用することが可能になると説明している。
Google ScholarはGoogleの学術論文検索用検索エンジンで、分野や発行元を問わず学術出版社や専門学会、プレプリント管理機関、大学、その他学術団体の学術専門誌、論文、書籍、要約、記事を検索できる。それぞれの記事の全文、著者、記事が掲載された出版物、他の学術資料に引用された回数が考慮され、最も関連性の高い情報がページの上部に表示される。
Google Scholar(日本語版)
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