米Nielsen Mobileは2008年6月12日、2008年第1四半期の米国モバイル検索エンジンシェアを発表した。
1位はPC検索同様にGoogleで61%の検索シェアを獲得。2位、3位もPC同様Yahoo!、MSNの順だがシェアはそれぞれ18%、5%となっており、モバイル検索の分野でもGoogleが独占状態となっている。
ユーザーの1ヶ月当たりの平均検索回数は9だが、Googleユーザーは他のモバイル検索よりも検索回数が多い傾向。Yahoo!のユーザーは平均6.7。性別で見ると、Goolgeの65%、Yahoo!の63%が男性。検索目的別で見ると、Googleユーザーはインフォメーション(33%)、地域情報(29%)、ナビゲーション(27%)となっているが、Yahoo!もそれぞれ33%、24%、26%と検索目的の割合は両社ほぼ同じ。モバイル検索の満足度で見ると、10段階で満足度をつけてもらったところ44%のGoogleユーザーが8点から10点をつけた。同じ点数をつけたYahoo!ユーザーは40%に過ぎない。
NIELSEN MOBILE PROVIDES GOOGLE AND YAHOO! SEARCH DATA [Nielsen Mobile]
http://www.nielsenmobile.com/html/press%20releases/GoogleandYahooSearchData.html
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米国の別のSEM会社の調査だと、キャリアや携帯にプリセットされた検索サービスは無視して、普段使い慣れた検索ブランドを選択する傾向があるとの結果も出ています。それも考慮すると、パソコンで使い慣れた検索ブランドをモバイルでも利用する、ということでしょうかね。
日本は逆にモバイルでGoogleが強いので、それがPC検索のシェアに影響与えてくると面白いんですけど。