ウェブトラフィック分析の米Competeは2008年10月24日、3大検索エンジン(Google、Yahoo!、MSN / Live Search)における検索広告のクリック数に関するデータを公開した。
Competeが発表している最新の米国検索シェア(08年8月)によると、Googleが69.4%、Yahoo! 20.1%、MSN / Live Searchが6.6%。これを四半期ごとに、検索回数に占める広告クリック数の割合を算出すると、1.1%から4.2%の幅で変動するがGoogleが最も広告がクリックされる検索エンジン(2008年第3四半期で3.4%)、Yahoo!が2番目(同期比2.6%)となる。
ところが、同じデータを「クリックに至った検索回数に占める、広告クリックの割合」で見てみると、次のグラフのようにYahoo!とGoogleが逆転してしまう。以上のデータからみると、「検索連動型広告の稼働率はYahoo!が1番」となるわけだが、実際には検索広告クリックあたりの単価(CPC)や冒頭で触れたようにGoogleはYahoo!の3倍近くの検索シェアを持っているため、単純にYahoo!が検索広告で最も稼いでいるというわけではない。
The Undiscovered Best: How Yahoo! Actually Leads Paid Search [Compete]
http://blog.compete.com/2008/10/24/google-yahoo-live-paid-search/