Yahoo!検索スタッフブログにて、Yahoo!検索サイトエクスプローラーを通じて報告されたリンクスパムURLの扱いについての説明をした。
Yahoo!検索スパム担当者のヒュケナ氏によると、サイトエクスプローラーから報告されたリンクスパムのURLは、YST (Yahoo! Search Technology)の機械学習モジュールに取り込まれ、最終的なスパム判定が行われると共に、検索結果順序の決定要素の一つとして利用されるという。URLの目視チェックは自動判定アルゴリズムの精度確認・改善や、今日のスパム傾向を把握するために行っているとのことだ。
また、スパムサイトからリンクされることで他人のサイトの順位を故意に落とすことが可能ではないかとの疑問に対し、検索エンジンは単にバックリンクの傾向のみでスパムの有無を判断するのではなく、リンクされるサイトとリンクするサイトのコンテンツの独自性や関連性、リンク量など他の様々な要素を考慮して総合的に判断するため、単にスパムリンクが1つあるからといって順位下降などのペナルティを受けるわけではないと解説した。
目視チェックは、このような自動判定のアルゴリズムの精度の確認と向上および、実際報告されたサイトやウェブページのスパムとしての傾向をあらためて確認するためです。(「リンクスパムとして報告されたURLのほぼすべてが『スパム』」に補足します)