米Omnitureは2009年2月18日、訪問者の閲覧履歴や行動履歴に応じて、関連した製品やコンテンツを自動的に表示できる「Omniture Recommendations」(オムニチュア・レコメンデーション)をリリースした。
Omniture Recommendationsは、Amazon.comのレコメンデーション機能のように、ユーザの過去の閲覧履歴や行動履歴に応じてもっとも適切なお勧めコンテンツを自動的に表示し、コンバージョンを最大化するための製品。レコメンドするコンテンツを決定するためのアルゴリズムは調整可能で、たとえば「ある製品を買った人はこちらも買っています」「トップセラー」「閲覧数トップ」といった基準で選択できる。また、レコメンド対象とする製品も、特定の価格以上のもの、一定の在庫数を持つものといった基準を設けたり、参照するユーザの過去の閲覧・行動履歴も2ヶ月前から数日前の範囲で設定可能。さらに、A/Bテストとレポート機能も搭載されているため、レコメンデーションを通じた売り上げの最大化をするためのアクションを決めることもできる。
同社のほかのオンラインビジネス最適化スイートと連携できるのもOmniture Recommendationsの特徴。たとえばSiteCatalystやDataWarehouseの指標を使ってレコメンドする、SiteSearchと連携してサイト内検索結果にレコメンドページを表示する、Genesisを通じたサードパーティのアプリケーションと連携することで、電子メールで適切なオファーを送信するといったことが可能だ。
なお、Omniture は同日、メールマーケティングのResponsysがStubHubにRecommendationsを導入した事例を発表、メールでの売り上げが2500%増加したという。
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Omniture Summit でのデモをちらっと見ましたが、Amazonみたいな感じ。