米Yahoo!は2009年2月19日、ウェブ検索結果にイメージやビデオ広告を掲載できる新たな検索連動型広告プログラム「Rich Ads in Search」を開始した。現在は招待制で、ペディグリーなど一部のブランド広告主に対してのみ提供される。
Rich Ads in Searchの例
Rich Ads in Searchは、検索連動型広告として、イメージやビデオ、カスタム検索窓などのリッチメディアを掲載できるサービス。バナー広告のブランディング特性を検索連動型広告のレリバンシー特性と組み合わせて展開することができる。2008年第4四半期に実施した少数の広告主を対象とした試験運用では、広告のクリック率が25%上昇し、ブランド露出(brand exposure)やコンバージョンレートの改善も確認されたという。
現在、Rich Ads in SearchはPedigreeやEsurance、Home Depot、Pepsiなど一部の広告主に限定して提供されている。たとえばPedigreeはキャンペーン用のビデオを掲載誌、検索広告をブランディングに活用している。また、Esuranceは広告枠に検索窓を設置し、ジップコード(郵便番号)を入力して見積もりがとれるようにしている。
なお、GoogleもPlus Boxを通じて、アドワーズ広告に商品イメージを掲載できる機能を提供している。Plus Boxは「+」(プラス)マークをクリックすると、詳細情報が得られる仕組みで、地図にも利用されている。
Your Ads, Richer Yahoo! adds video, images and custom links to search ads [Yahoo! Search Marketing Blog]