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「Googleサジェスト」が機能強化 - ウェブ履歴と連動したパーソナライズも

米Googleは2009年5月20日、検索窓にキーワードを入力中に候補ワードを表示するGoogleサジェストの機能強化を発表した。

Googleサジェスト(Suggest)は、ユーザの検索ワード入力を支援する機能。検索窓にキーワードを入力中に、そのワードを予測して候補ワードや関連ワード一覧を表示し、ユーザの入力の手間を省いたり入力ミスを防止する。Googleサジェストは今年3月にも地域や言語などの特性にあわせたローカライズ処理の強化が行われている。

今回は、素早く検索できるよう支援する3つの機能を追加した。これまでのGoogleサジェストは、ユーザがタイプしているワードをもとに候補ワードを予測表示していた。新たに、閲覧中の検索結果(SERP)と関連づけた候補ワードを予測する機能を追加。

たとえば、「roller coasters」(ローラーコースター)の検索結果を表示している画面でキーワードを入力すると、最初の候補ワードはローラーコースターに関連する語句が表示されるようになる。この機能は最初の検索で目当てのページが見つからず、キーワードを修正しようとする時に特に便利になる機能だ。

2点目として、Googleアカウントにログインしており、かつウェブ履歴※を有効にしている場合、過去に検索したクエリ情報をもとに候補ワードを提案するパーソナライズドサジェスト機能を追加した。この背景についてGoogleは、Googleアカウントにログインした全検索のおよそ1/4(25%)が過去1ヶ月に検索した語句と同じものと推測されるためと説明している。

最後に、入力中のキーワードが特定サイトへのアクセスを目的とするナビゲーショナルクエリと判断できた場合、自然検索1位のサイトへのリンクをサジェスト候補内に直接表示する機能を追加した。ユーザが選択すると検索結果画面を飛ばしてサイトへ訪問可能だ。

その他、候補ワード一覧に、検索結果数表示をやめている。

Faster is better on Google Suggest [Google Blog]

http://googleblog.blogspot.com/2009/05/faster-is-better-on-google-suggest.html

※ ウェブ履歴:Googleアカウント利用者向けに提供するGoogleサービスの1つで、過去にGoogleで検索したキーワード、クリックしたウェブページ情報がすべて記録される。ウェブ履歴はGoogleサーバに保存され、Googleアカウントにサインインすることで、どのパソコンからでも表示・管理することができる。Google ツールバーをインストールするとウェブ履歴機能が拡張され、閲覧したウェブページを全文検索したり、パーソナライズ検索の精度をさらに高めることが可能。

ちなみに、Googleの用語「ウェブ履歴」と「検索履歴」は意味が異なる。ウェブ履歴は、Googleアカウントにログインした場合のみ表示され、Googleサーバに保存される情報だが、検索履歴はブラウザ(クッキー)に保存されたGoogleの検索履歴。プリファードサイトパーソナライズド検索、Googleサジェストで利用されるのはウェブ履歴情報。

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