オーストラリアのNinemsnは2009年5月28日、マイクロソフトが発表した新検索エンジンBing(ビング)オーストラリア版を6月3日にベータ版としてリリースすることを明らかにした。ninemsnは地元のPBL Mediaとマイクロソフトによる合弁会社。
Bing オーストラリア版にあたるBing.com.auはベータ版として開始する。Bingは"Decision Engine"(意志決定エンジン)というコンセプトで開発された、既存のLive SearchやMSN Searchに置き換わる新しい検索エンジン。従来の検索エンジンは単に数百ものリンクという答えの「候補」を提示するに過ぎなかったが、Bingは検索タスクに応じた、判断するために必要な「答え」となる情報やそれを引き出すための機能を備えており、利用者がスムーズに検索目的の達成に必要な意志決定を支援する。
マイクロソフトの調査では「全検索の50%はユーザのインテントにマッチしておらず、検索クエリを再考または放棄している」「検索利用者の35%が検索結果に不満を表明しており、タスクフォーカスな検索活動ほど不満が増加」「66%の検索利用者が意志決定に検索エンジンを利用」「目的ページにたどり着くまでに平均6個の検索クエリを利用している」など、現行の検索エンジンに対して必ずしも利用者が十分に満足しているわけではないことを示している。検索エンジンが登場して10年以上の歳月が流れ、当時と比較して情報量が爆発的に増加しているにもかかわらず、リンク候補を表示するという基本的な部分は何も変わっていない - この問題を解決するためのサーチのイノベーションを実現し、、次世代のサーチ・エクスペリエンスを提供しようと開発されたのが、意志決定エンジン・ Bingだ。
NinemsnのJoe Pollard氏は、オーストラリア市場において最も市場が大きく成長しているマーケットがサーチの分野であると説明。オーストラリアのサーチマーケットは2010年に8億ドルの規模に達するが、現在はGoogleが市場の90%を握っているという。Ninemsnディレクター・Alex Parsons氏は、オーストラリアの利用者がすぐにGoogleからNinemsnに乗り換えるとは思っていないが、毎年、数%ずつ検索シェアを奪えるだろうとコメントしている。
Bing.com.auのトップページは、ウルル国立公園やオーストラリアの野生生物の写真で彩られたページになる。
Bing.com.au(オーストラリア版のBing)
New search engine Bing to take on Google [watoday.com.au]