米Googleは2011年12月1日、先月(11月)に実施した検索アルゴリズムの変更内容について公式ブログで発表した。
これは11月後半に実施された変更内容の一部。同社は年間に500あまりの改善を加えている。
関連クエリによる検索結果の改善
Googleはユーザが検索時に用いたクエリ文字列と近しいクエリの検索結果も含めて返す場合があるが、オリジナルの(ユーザが元々入力した)クエリが単にレアな文字列を含んでいる場合はそれを尊重するようにした。
包括的なインデックス
より広範囲なドキュメントをインデックスすることで、多様な検索クエリに関連したドキュメントを検索結果に返せるようにした。
パークドメイン分類
自動的にパークドメインを検出するための新しいアルゴリズムを導入した。まだウェブサイトになっていないドメイン用のプレースホルダページ(つまり、空っぽのサイト)を指す。広告で埋め尽くされている場合もあるが、いずれにしても検索ユーザにとって役に立つことは希なので、検索結果で上位に表示されないようにする。
オートコンプリートの予測技術
ユーザが検索クエリを入力中に自動補完するオートコンプリートは、ユーザのインテンション(検索意図)への忠実さと予測の柔軟さのバランスを調節することが肝要であるが、特定のクエリにおける予測の柔軟さを改良した。
より新鮮で完全なブログ検索
より新鮮で包括的にインデックスするようにブログ検索を改善した。
オリジナルドキュメントの識別
オリジナルドキュメントを判定するための新しいシグナルの追加。これにより、2つの類似したウェブページが存在する場合の判定精度が改善された。
MLSとCFLのライブ結果
MLS(Major League Soccer)とCFL(Canadian Football League)の試合結果やスケジュールを表示。
画像検索の鮮度改善
鮮度判定の画像検索版。
タブレット端末向けのUI改善
Apple iPad などタブレット端末向け検索画面のユーザビリティ改善。
検索結果上位に表示するサイト選択に関するコードのリライト
検索結果の上位に表示されるサイトセットの決定に関するコードのリライト。たとえば、ある1つのサイトが検索結果の上位に表示されすぎないようにする。これは日本国内の検索でも一部確認済み。
Search quality highlights: new monthly series on algorithm changes
http://insidesearch.blogspot.com/2011/12/search-quality-highlights-new-monthly.html