米Googleは2012年4月30日、広告主がモバイルアプリを効果的に宣伝・マネタイズするための新しいモバイル広告ソリューションを発表した。モバイルアプリ広告設定オプション、Click-to-Download広告内へのモバイルアプリ詳細情報表示、アプリダウンロードの測定、カスタムサーチ広告の4つだ。
第1に、アドワーズ広告主は新しいAd Extension(広告設定オプション)としてMobile App extensionを利用できる。Mobile App extensionはモバイルアプリを宣伝するためのオプションで、検索広告内にモバイルアプリのダウンロードリンクを追加することができる。ベータテスト参加広告主はこの機能を利用することでCTRが6%上昇したといい、広告主にとってモバイルアプリを配布するための新しいチャネルになるとGoogleは説明する。
第2に、アプリのダウンロードを促進できるClick-to-Download 広告ユニット内に詳細なモバイルアプリ情報を掲載することが可能となった。検索利用者はこの広告を通じてモバイルアプリのイメージプレビュー、詳細情報、価格、評価情報を見ることができる。これらの新しい情報はGoogle Play StoreやiTunes App Storeから自動的に引用されるようになっている。
第3に、Androidアプリのダウンロード状況をAdWordsを通じてトラッキングできるようになった。利用者がモバイルアプリをダウンロードすると、AdWordsのコンバージョンをカウントする。計測対象は、Click-to-Download広告またはmobile app extensionを経由してGoogle Play Storeからダウンロードした場合。
最後に、モバイルアプリのマネタイズとして、AdMob SDKを使ったアプリへのカスタムサーチ広告の導入だ。アプリ内検索でユーザーの関心に即した広告を掲載することができる。
Making Search Ads work for businesses with mobile apps [Google Inside AdWords
http://adwords.blogspot.jp/2012/04/making-search-ads-work-for-businesses.html]