米Google の上級科学研究員・Greg Corrado 氏が米Bloombergとのインタビューの中で、人工知能(AI)を用いた RankBrain のシステムを導入していたことを明らかにした。数か月前からすでに実装されており、毎秒処理する数百万もの検索クエリを解釈するために同AI技術が使われている。
特に毎日の検索クエリの15%を占める未知のクエリ(※ 今までに検索されたことのないキーワードのこと)を処理するうえで RankBrain システムは効果的で、たとえば “What’s the title of the consumer at the highest level of a food chain?” といった曖昧なクエリに対して、検索利用者の意図をくみ取ることが可能だ。Google は検索結果を表示するために数百ものシグナル(手がかり)を用いているが、その中で RankBrain はも3番目に重要なシグナルだと Corrado は述べている。
Google Turning Its Lucrative Web Search Over to AI Machines
この報道を受けて、同社 Gary Illyes 氏(Webmaster Trends Analyst)も Twitter で BrainRank について認めている。
Meet RankBrain, awesome machine learning algo that is still just one of the many signals (but it's frickin cool), https://t.co/gmct658h6b
— Gary Illyes (@methode) 2015, 10月 26
@glenngabe It's invoked on a very large fraction of queries and is particularly good at dealing with the 15% per day that haven't been seen
— Jack Clark (@mappingbabel) 2015, 10月 26
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検索利用者の検索意図(インテント)を適切に判断するための技術の1つなので、2013年のハミングバードなんかが思い出されますね。検索意図の判断に関するものなので、SEO担当者が何か対策をしなければいけないといった類のお話ではありません。