米Googleは2019年5月7日(米国時間)、カリフォルニア州マウンテンビューで開催中の開発者向け年次イベント Google I/O において、AI がユーザーにかわりタスクを自動的に行う Duplex on the Web を発表した。
同社は昨年の I/O において、AI が電話をかけてレストランの予約を行う Google Duplex を披露したが、これをウェブに拡張する。会場ではレンタカーの予約を Duplex が行うデモが披露された。
通常、レンタカーの手配をオンラインで行う場合、(旅行日程を決定したうえで)まずレンタカーの予約サイトに行き、日時や場所、車種などの選択をして申込者の個人情報を入力して~といくつものステップをこなさなければならない。
会場では、スマホに "Book a National Car Rental for my next trip" と話しかけると、Google Assistant(AI)が Gmail(あるいはカレンダー?)の旅行情報を確認したうえで、レンタカー予約サイトの入力フォームを自動的に設定・埋めていく様子が映された。一通りの項目が埋まるごとに情報確認画面が表示され、Continue をタップすると次のステップにいき、必要な情報は AI が自動的に埋めていくというステップが繰り返され、自動的に手続きが完了した。Google Assistant が旅行日程を把握する必要があるので、Gmail や Googleカレンダー、Google Maps など Google プロダクトに情報が蓄積されている必要がある模様だ。
いわばウェブフォーム自動入力の強化版といった機能だが、現時点でレンタカーの予約と映画チケットの予約の2つのタスクに限定されるうえ、現在も企業や利用者からのフィードバックを受けつつ開発を続けているという。Duplex on the Web の詳細は今年後半に発表される予定だ。
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宿泊予約や出前、スタバの予約など色々なジャンルに広げてくるでしょうね。
この記事は現地会場にて急ぎで書いているため誤字・脱字があるかもしれませんが、後日訂正させていただきます。