Googleが4月から、一部の検索クエリにおいて自動的にユーザと関連する地域を判定し、ウェブ検索結果に周辺マップを表示するように仕様を変更した模様だ。同テストは2009年2月時点ですでに確認されていたが、今回、正式に導入されたようだ。
Googleは2007年5月以降、検索クエリのインテント(検索意図)に応じて、関連する動画や地図、ブログ、ニュース、地図などの情報を複合的に検索結果に表示するように改良した(ユニバーサル検索)。この中で、地図は検索クエリに地域が含まれている場合に限定されていた。
今回、地域系クエリを含まなくても入力したクエリが特定エリアと関係がある場合、自動的に周辺地図を表示する。デフォルトの状態ではIPアドレスやブラウザから判定される模様で、たとえば私のPC (アクセス元は東京都内)では「英会話」「クリーニング」「引越」「ピザ」などのキーワードで、東京都付近の店舗が表示される。検索結果の該当地図の「場所を変更」をクリックして、場所を指定すると以降、その情報がクッキーに保存されて、次回以降の検索結果にも反映される。
一般検索キーワードでもエリアと関係するものは自動的に地図が表示されるため、ユーザのクリック行動にも変化が出ることが予想される。
まとめ:
地域系を含まない検索クエリでも、地域と関係するクエリなら自動的にユーザと関係する周辺地図を自動的に表示。地域の判定方法は、(1) IPアドレス、(2) ユーザ指定(クッキー保存)。ユーザはウェブ検索結果から、いつでも場所を変更可能。
cf.
グーグル、エリアでのパーソナライズド検索に対応? [サーチエンジン情報館]